チロルの農園

 チロルの農園とは岩瀬果樹園の厳選フルーツをお届けするフルーツブランドです。
 愛知県豊橋市石巻から日本全国へ。私たちは次郎柿、梨、ぶどうを愛する農家です。

  • 岩瀬さんちの農園
  • 岩瀬さんちの果物
  • 岩瀬さんちのお店
岩瀬果樹園こだわってます。

secret of delicious

美味しいの秘密は、「真剣勝負の1個」

生産品の魅力を多角的に知っていただくために、くだものを使った加工品の紹介や、お料理レシピなどの紹介をすることもできますが、基本的に岩瀬果樹園では、生そのものの味で勝負です。

ワイン用のぶどうは、そのまま食べても美味しいはずはなく、加工して初めて美味しいものに変わるくだものですが、岩瀬果樹園がご提供するくだものはすべて…
「皮をむいてそのまま食べてすぐに美味しい」
そこを原点と考えています。

「おいしい」というレベルの上下で話題になるよりも、岩瀬果樹園のくだものを食べてくださった遠隔地の人が、「いつも地元で食べているものと違って、岩瀬果樹園のくだもので新しい風味を知った」というような「発見と感動」を提供していきたい。常にそう考えています。

「おいしさ」というものを他地区の同一品種と競い合うかたちでハードルを上げていくと、「おいしさ」に対する多様性が消え、原点が見失われる。

岩瀬果樹園のくだものに対しては、「あそこ

ならハズレはない」という評価をいただけたら十分です。栽培農家にとっての果実1個は、数千個のうちの1個かもしれないけれど、お客様にとっては一期一会の貴重な1個であり、全ておろそかにできない真剣勝負の1個の蓄積であると思っています。

栽培・産品管理・出荷どれをとっても絶対に手を抜かずに一所懸命…岩瀬果樹園は、その真剣勝負にすべてを賭けています。

味に肥えているテイスターのような存在感のある人が、どこそこと比べて岩瀬果樹園のくだものはこう美味しいと語ってくれることは参考になりますが、それが権威づけになることだけは避けたいと思っています。岩瀬果樹園にブランド性があるとしたら、権威づけによるブランドではなく、岩瀬果樹園の生産理念である
「素朴に純粋にくだもの栽培が好きで、
        良品の生産に努めている」

というフレーズで言い尽くせます。

その気持ちと実践が、結果的にお客様の安心・安全・感動につながり、最近では、大変ありがたいことに広くお客様に受け入れられてきております。

お客様が育った土地には、それぞれ「ふるさとの味」というものがあります。同じ種類の料理でも、味付けが土地によって異なるために、美味しさにも地域差が生じます。それを無理やり基準を作って美味しさの優劣を吟味する必要はなく、それぞれの個性を味わうことが楽しい…というのが、味覚文化本来の豊かさであると考えます。

近年、流通網が発達し、日本中のくだものを居ながらにして食べられるようになったとはいえ、「なし」や「かき」には地域性がよくあらわれ、その土地で好まれる品種というものが特産物として広く名を知られます。

岩瀬果樹園のくだものも、「石巻ならではの味」として、地域性を重視し、くだものが作り出される風土や歴史を味の奥に込めていきたい。そう思っています。

良く売れる味に寄せていくのではなく、その品種が本来持っている味の個性を伸ばし、その土地にしか育たない味として、結実させる。それこそが「美味しい」を生みだす秘密です。

なし「なし」栽培のひみつ(太陽の恵みをコントロール!)

岩瀬果樹園では、早生(わせ)品種に限り、夏が来る前までの段階で、果実を袋で覆わない「無袋(むたい)栽培」を行なっています。無袋栽培では、果実に十分に太陽を浴びさせて、糖度を上げる(甘さを増す)ことができます。袋をかけて育てるのは、熟成を早めるためですが、袋のなかが蒸れやすく、無袋栽培に比べて長く樹につけておくことが難しい。無袋栽培では、通気性が高く、蒸れないので、自然な熟し方で育つことができるので、収穫できるギリギリまで樹に果実がしっかり付いてくれます。涼しい時期に入ると袋が必要になり、岩瀬果樹園では、9月上旬に袋かけを行います。

これに対して、奥の品種(収穫時期が遅いもの)は、果実が樹になっている時間が長いので養分もとりやすく、無袋のまま太陽光に当てすぎると熟し過ぎて黒っぽくなってきます。そこで、奥の品種に限っては早いうちに袋をかけて太陽光にあたりすぎないように調節します。

人と一緒で太陽を浴びてすくすく。だけど日焼けに注意!早生品種は無袋栽培、奥の品種は有袋栽培が基本!

ぶどう「ぶどう」栽培のひみつ(“粒ぞろい”とはまさにこのこと!)

「ぶどう」づくりでの基本は、ひとつひとつの房で、どれほど1つの粒が大きくみずみずしく丈夫に育つか…が勝負の分かれ目。房を乱暴に転がしても、決して脱粒(だつりゅう)しない、みっちりと粒がつんだ房をつくるには、小さな粒が付き始めたころに、先端部の粒だけ残してあとは取り除いてやることです。
この作業をしっかりやらないと、房が伸びてしまい、粒も小さくしまりのない房になり、粒と粒との間がスカスカになって、脱粒しやすくなってしまいます。
また、育てる粒を残したあとで、ジベレリン処理というものを施しますが、ジベレリンとはホルモン剤のことで、これを通常は2回投与します。
育成中の果実に、このジベレリンをひと房ひと房浸けていくのですが、1回目は実を肥大させるため、2回目はタネ抜きのため(種無しぶどうにすること)。
しかし、この1回目と2回目を施すタイミングが非常に難しい上、2回目を施すと種無しのぶどうはできますが、平べったい粒に育ってしまう場合もあります。
岩瀬果樹園では、これを経験的に1回で済ませられるタイミングを開発。大きな粒が密生した上質な房をつくることに成功しました!

長年のノウハウが決め手。甘さ十分、脱粒しない丈夫な房をつくれるかが腕の見せ所!

かき「かき」栽培のひみつ(手がかからない優等生は伝統の賜物)

そもそもが優秀なんです!!

「なし」「ぶどう」「かき」のなかで、栽培にもっとも手がかからないのが「かき」わけても「次郎柿」です。岩瀬果樹園が栽培する「次郎柿」は、豊橋市石巻地区で栽培が始まって100年の伝統をもつ、世界的な特産品です。
この間に、さまざまな農家の工夫があり、石巻の気候と風土に馴染んできた果樹であるだけに、すでに王者の風格を備え、栽培方法も確立されています。
何よりも、台風などの風雨災害にも強く、また病気にも強いので、健康な樹勢をしっかりキープしさえすれば、抜群に美味しい次郎柿が自然になってくれます。
石巻の次郎柿自身が、上品な甘さをもった、しゃきしゃき感のある美味しさを自ら進んで生み出してくれるので、岩瀬果樹園の果樹なかでも頼もしい優等生です。
しかし、こうした品種に育ってくれたのも、100年の栽培実績と伝統、先人の卓越した栽培技術があったからです。

先人の力をまざまざと感じるキングオブKAKI「次郎柿」。石巻地区で次郎柿を栽培した時点で決まり!
さらに美味しく食べてもらうために

美味しいと感じる要因はいくつもありますが、なんといっても旬であることが一番。
普通の状態でも美味しい果実は、採れたてなら、さらに美味しさ倍増!
是非、岩瀬果樹園のくだものたちの食べごろを知って下さい!!