チロルの農園

 チロルの農園とは岩瀬果樹園の厳選フルーツをお届けするフルーツブランドです。
 愛知県豊橋市石巻から日本全国へ。私たちは次郎柿、梨、ぶどうを愛する農家です。

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岩瀬果樹園こだわってます。

about philosophy

エコファーマーとして

岩瀬果樹園は、環境保全型農業の担い手であるエコファーマーの認定を愛知県から受けています。5か年計画で、有機質資材を使った土壌改善、化学肥料を低減させ有機質肥料を使う農法、化学合成農薬を低減させる技術と工夫が求められていますが、現在もエコファーマー5か年計画に従ってエコロジーを追究した果樹栽培に努めています。

エコファーマーとして

細心の注意を払い、手間をかけてエコロジー農法に努めている例として、「防虫ごよみ」に従った小まめな害虫チェックがあります。害虫が多く発生する時期に、時期が来たからといって大量に防虫剤を撒くのではなく、丁寧に果樹園を回り害虫をチェックし、害虫がいたときにピンポイントで必要な量だけ与えるようにする。手間はかかりますが、そうしなければ、益虫をも駆逐してしまうことになり、結局、果樹そのものを弱く育ててしまうことにつながります。果樹を強くし、免疫力を高めるためにも、無駄な農薬散布は避けることが大切です。

基本は木を元気にさせること(無農薬・減農薬の意味)

無農薬の果樹や野菜はいい、農薬散布された果樹や野菜はよくない、とさまざまな場面で耳にしますが、農薬を使う使わないの前に、なぜ農薬が必要となってしまうのかがとても大事です。

◆果樹を元気にさせてやること  

弱っていれば病気にかかりやすくなるのだから、まずは、果樹そのものの健康を増強し生命力をつけるために有機肥料で土づくりをしっかりやること。ここにかかる手間を省くと、病気の多い果樹が育ってしまいます。そうなれば、化学肥料や病気対策の農薬も必要になってしまう。

つまり・・・

農薬とは、生命力のある健康な樹木には
ほとんど必要ないものとなる。

そこを間違って理解しないようにしないといけません。農薬が良い悪いの前に、農薬を必要とするのは、どんな場合なのか。そして、そのしっかりとした考えと正しい意志のもと、農薬を使用をする限りには、問題はないと考えます。

人間の娘さんでも、しっかりとした考えと正しい意志を持っている方には、悪い虫はつかないものですからね。(笑)

もうひとつ、農薬を使わずに済む栽培テクニックとして、病気に強い品種をしっかり育てるという工夫が大事です。たとえば、「なし」を例にとってみると…
長年にわたって高い人気を誇っている品種「幸水(こうすい)」「新高(にいたか)」「豊水(ほうすい)」なども、さすがに現在では古い品種になりつつあります。これらの古い品種や高齢の樹は病気にかかりやすくなります。

基本は木を元気にさせること

そこで、次の世代の新品種を育てる試みをしたり、若木にどんどん更新していくことが必要です。旧品種にくらべ新品種の方が味もいいし、病気にも強い。新品種への取り組みでは、育て方に挑戦と工夫が要りますが、それもまた農家の腕の見せ所であり、楽しみのひとつでもあります。

農薬は必要最小限にしているため、お客様に生命力の強い樹木から生まれた美味しい果実を喜んで食べていただけるのですから、育てる手間もなんのその。その喜びこそが木を元気にさせる最大の要因なのかもしれませんね。

土づくり「All Win 農業とは物質循環業だ!」

こうなってこうなって

基本的に、わたしは、農業とは物質循環業だと思っています。もともと有機的な物質が人の口に入り、人が生きるエネルギーに使われ、その人が皮を剥いて余ったものは、焼却処理をするのではなく畑に戻して有機肥料に利用する…本来はひとかけらも無駄にはできないものが、農業をやる考え方のベースになければならないと考えています。その考えのもと、岩瀬果樹園は、それを常に実践しようと試みています。

土づくり「All Win 農業とは物質循環業だ!」

キノコの栽培業者さんから使い終わった菌床(廃菌床)を譲り受けて土壌づくりに活用したり…(下写真参照)

廃菌床

畳業者の方にお願いをし、処理に困った畳を頂き、その畳が畑の肥やしとなり、また美味しい果実を実らせます。

このように本来の循環社会では、だれも困らないで、作ったものを最後まで無駄にせずに利用できる「All Win」という関係をつくることができるのです。

岩瀬果樹園では積極的にこの循環を実践に移し、利害に差がつかない平等の依存関係が農業の基本になければならないと常に意識しています。

こんな感じです

くだものには連作障害がつきものですが、岩瀬果樹園では常に土壌改善を行なっているため、有機土壌ができ上がっています。植物の成長に欠かせない三大栄養素「窒素」「リン酸」「カリウム」がバランスよく含まれ、果樹の生命力を強く保つことができるため、果樹自身の免疫力も高まり、化学肥料、化学合成農薬などを低減させることができ、それ故に岩瀬果樹園の栽培地には連作障害がありません。やはり、農業に大事なのは何よりもまず、土なんです。